当サイトが健康日本21を推進する理由を知ってもらうために、まず健康日本21のことを説明していこうと思います。健康日本21は、すべての日本国民が生き生きと、健康的に毎日を送れるような社会の実現というものを基本理念としています。注目してほしいのは、単純にけがや病気がない、ということだけではなく、生活全体の質の向上を目標としているという点です。また壮年死亡率の低下も目標として掲げています。
また、健康日本21の特徴として、それぞれの健康に関するグループがそれぞれの役割をまっとうしながら国民の健康維持、健康向上に向けて協力する体制をとっているという総合的な活動内容となっているのも健康日本21の大きな特色と言えるでしょう。
そのような目標を掲げる健康日本21ですが、具体的な課題として取り組んでいる9つの対象があります。それは1・食生活・栄養、2・休養・心の健康、3・アルコール、4・たばこ、5・身体活動・運動、6・糖尿病、7・歯の健康、8・循環器病、9・がんの9つです。
どれも日本人の傷病として大きな課題となっている事柄です。健康日本21という国としての活動ですから、特殊なものを思い浮かべるかもしれませんが、改善を目指し取り組んでいる問題は全ての日本国民にとって関連の深い事柄ばかりなのです。こうした国全体で、身近であり大きな問題となっていることの改善に向けて取り組んでいるというのも、当サイトが健康日本21を推進する大きな理由です。
どれも決して他人事の内容ではないからです。具体的な取り組みとしては2002年に制定された「健康増進法」が挙げられます。そのため、メタボリックシンドロームの略語であるメタボが広く知られるようになり国民の健康への関心が強まりましたね。2011年10月の最終報告では、上記の9つの課題に対して約6割が目標達成、改善の傾向が見られるようになったと伝えており、その効果の高さが確認できました。
健康日本21は第1次としての運動を終了とし、2013年より第2次健康日本21としての活動を開始しています。第2次では、新たに5つの分野における目標を制定しました。まず健康寿命を延ばし健康における格差を小さくすること、次に生活習慣病の発症と重症化両方の予防に力を注ぐこと、社会生活を送るために必要な身体的、精神的な機能を向上し高い状態に保つこと、健康を支え守るための社会環境を整えていくこと、栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙、そして歯・口腔の健康に関する生活習慣とそれに伴う環境を改善していくことの5つとなります。第2次においても健康日本21が大きな成果を出してくれることを期待しましょう。
今の時代、非常に需要が高まっている慢性疾患看護専門看護師という職業があることをご存知でしょうか。現在の日本では健康日本21のような運動があっても、持病に悩まされる人が多いという問題があります。特に慢性の疾患はその性質上、長く付き合っていかなくてはなりません。そういった疾患の看護を専門とする慢性疾患看護専門看護師に今注目が集まっています。
健康日本21では、国民の生活習慣のあり方にも注目しており、このあたりが一般的な医療行為とは異なる点と言えるでしょう。実際、生活習慣病の多くはその人のライフスタイルのあり方に大きく関係していますから、自分の生活の送り方を見直すというのは、健康に毎日を過ごすために絶対に必要なことなのです。まずはライフスタイルの改善から始めましょう。
その人の生活の送り方は、健康に毎日を過ごせるかどうかに大きく関係する部分となります。この点は健康日本21も非常に重要視している部分です。中でも食事のあり方はその人が健康でいられるかどうかにはっきりと直結する部分となりますから、必要に応じて見直し、改善を行うのは必須です。食事療法の重要性に触れればその大切さがおわかり頂けるでしょう。